2020/06/17:リブと化粧ブロック
投稿者 : fukudadoboku
エクステリア材料の代表格は、なんと言ってもブロックです。
昔はセメント色のコンクリート空洞ブロックと呼ばれるものしかありませんでしたが、今は色も模様もたくさんの種類があります。
その中でもダントツポピュラーなのが、リブ仕様と呼ばれるものです。
弊社では、たくさんの現調を実施しています。
現調とは、現場調査のことです。
例えばお庭のリフォーム工事で、同じブロックを使ってブロック塀をもう少し長く延ばしたいというご要望をがあるとします。
そんなときは現場へ伺い、高さや積み方やブロックの種類を確認します。
使ったブロックのメーカーや種類がわかっていれば良いのですが、お客様もわからない場合があるからです。
そんなとき、このリブで判断するんです。
もともと「リブ」という言葉は、建築の構造物で補強のための突起を意味していました。
それが、ブロック業界で使われてきました。
例えば、薄い平べったい長方形の板の両端を持って曲げると、真ん中あたりで折れてしまいます。
でも長い方向に、一本の四角い棒を張り付けて補強して曲げると、簡単に曲がらず折れにくくなります。
こんなふうに、平らなものに突起をつけると、付け方によって構造がとても強くなるんです。
その突起をリブというので、リブ構造なんて呼ぶわけです。
ブロックはコンクリート製品なので、ソコソコ重いです。
工事をする際、作業効率を考えるとブロックを軽くしたいのですが、薄いコンクリートは割れやすくなりますから、構造を考えるとそう簡単に薄くできません。
そんなとき、リブをつけることで、強度を上げながら厚さを調整したりデザインに工夫できたりします。
こんな背景で、今のように様々なデザインのブロックが登場するようになりました。
単なるリブですが、実はメーカーさんによってそれぞれ特徴があります。
リブの本数や、表面のギザギザやでこぼこに、それぞれ特徴があるんですね。
ですから現調でブロックの種類がわからないとき、今積んであるブロックを見て、○○メーカーさんの○○だ、と私たちが判断するんです。
化粧ブロックの表面のボコボコ、ただくっついているだけじゃないんですよ!
![]() | 写真のように リブにはいろいろなタイプ゚があります 上左:リブ無し 上右:12本リブ 下左:6本リブ 下右:8本リブ |
2020/06/17:浸透槽
投稿者 : fukudadoboku